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執筆者の写真麻美 木村

アメリカの国語の宿題




先日、アメリカに行ったばかりの5年生の子(日本人)のお父様からご連絡がありました


とにかく、学校の宿題についていけないから、どうしたら良いか教えてほしいと。


現地の学校だし、英語が全くわからないのだからそれはそうかも


と思ったのですが、


そういうことではなく、とにかく宿題のレベルが高すぎるとおっしゃるのです


週1回、好きな本を読んで、


その内容についての要約 


最も印象に残ったところ、


さらに、自分の体験に照らし合わせての自身の意見


これを書かなくてはいけないらしいのです


お父さまは英語本を日本語訳し、


その訳文を本人に読ませ、文章を日本語で書かせたら


さらにそれを英語に訳して書いてあげ、それを写させて


提出するそうなのです。


すごい労力!と思いましたが、お父様が仰るには


そこは全然大変ではないんだと(英語堪能でカッコいい)


それよりも、この課題に対して息子が何の印象も感想も言葉にできないので困っているということだったんです。


実はこのお子さん、いつもハッキリとした意見を持っていて、


臆することなく、それを言葉に出来る頼もしい性格だったので


海外に行っても、心配いらないのではと思っていたのですが


やはり、アメリカ人のレベルは高かった!


しかも、この宿題、文章を書かせる上での構成要素を網羅している


素晴らしいカリキュラムです。


この宿題を一緒にしてみたのですが、


とにかく2人で話して、話して、その中から拾い出していきました



こんな事を、繰り返し学校で行うわけですから、


はーい、昨日の遠足について書きましょう

どうぞ!


という日本の国語教育が


太刀打ち出来るわけがないとしみじみ感じました


勿論、日本の文化や教育の在り方にも、素晴らしい点は沢山ありますから、


そこを大切にしながらも、それぞれの国の良いところは、


どんどんカリキュラムに取り入れていきたい!


と思える出来事でした。



写真は私の1番好きな絵本



ブルッキーのひつじ



ココの芽の原点です!

















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