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執筆者の写真麻美 木村

ブログと子どもたち


ブログを始めて3カ月。 実は大きな発見がありました。 といいますのも、子どもたちにブログを見せると、何となくその後の頑張りが違ってくるのです。 なるべく平等に、そして、顔と名前は伏せて載せる様にしていますが、実は出来るだけ沢山、しかも名前も顔も公開してほしいと思っている子も、結構いる様です。 先日の「寄添い作文」の名前と後ろ姿の写真は、本人のたっての希望で載せたものです。 「インスタ映えするかなぁ?」 とを呟いていたそうです。

これは、有名なマズローの欲求段階説。 確か、ピラミッドの下層部分が満たされると、つぎの段階の欲求が生じるという説だったと思います。 でも以前、フランクルの「夜と霧」を読んだ時、人間ってそんなに単純ではないのかもと思った記憶があります。 「夜と霧」はユダヤ人の精神科医フランクルが、アウシュビッツの中での体験を綴ったもの。 随分前に読んだので、詳細は覚えていないのですが、凄惨な出来事より、極限状態の中でも捨て去られる事のない、人間の強さや清らかさの方が印象に残りました。 生理的欲求や安全の欲求が満たされていなくても、ささやかな幸せや、ちょっとしたユーモアの中に、希望の種を見出そうとした人達がいた事を、この本は克明に書いていたと思います。 ブログに載るということは、子ども達にとって、自分の中に可能性の種を見出すという事なのでしょう。 もちろん、沢山の人に認めてもらえるという承認の欲求も満たされるのでしょうが、 それとは別に、自分にはブログで紹介されるくらい凄い才能があるんじゃないか、 と心に希望の明かりが灯るのだと思います。 ココの芽が、グループ学習を大切にしているのは、所属の欲求を満たすため。 安心できる場所があって初めて、情緒的な学習が出来るからです。 そして、次のステップである、人から認めらる幸せ、更にもう一つが、自分の中の豊かな可能性への期待。 これって、人が力強く生きていくための根源なのではないでしょうか? ブログがこの「僕って、私って、いけてるかも」感を担ってくれているのなら、私も更に、ブログを書く意欲が湧いてくるというものです。 このブログもそうですが、自分の創り出した物を、多くの人に見ていただける有難い時代が、これからもずっと続きます。 子供の作品や、私の拙い文章から何かを感じとっていただければ、嬉しい限りです。 そこで、今回のトップ画面は、ちょっと趣向を変えて、インスタ映えしそうな写真を選んでみました。 竹富島で写したものです。 これからの季節、石垣島辺りはいいですよ。 1月でもホタルが飛んでいますから。

公開日:2018年10月24日(水)

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