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  • 執筆者の写真麻美 木村

作文の書き出し


夏目漱石「草枕」の冒頭が好きです。 卓越した英語と漢文の才能を持つ、漱石だからこそ書ける文章、三島由紀夫とともに、素晴らし過ぎて倒れそうになります。 今回は、「冒頭をどう書くか」をみんなで考えました。 まずはテーマを決めて、それを少し別の視点から眺め、書き始めを決めます。 最後は冒頭を伏線にしてまとめる。 ベタではありますが、子どもと話す中で、これがいいね という書き出しに行き着くのは、とても楽しい作業です。 上の作文のテーマは、素麺チラシの飾りつけを頑張った事。 具体的に、どんな飾りつけにしたかを話すうちに、お母さんの作ってくれるチラシ寿司がとても美味しいこと、綺麗な飾りつけなので、真似してみた事を話してくれました。 じゃあ、そこから始めてこの作文と絡めていこう  ということになりました。 書き出しと方向性さえ決まれば、8割は完成の気分です。 他の子の冒頭も、ご紹介しますね。 車の中で目を覚ますと、目の前に大きな招き猫が立っていました。 ぼくは、「迫力あるなぁ」とおどろいてしまいました。 今日は、宮若市の追い出しねこの絵付け体験に来ました。 それが楽しみで、朝早く起きてしまい、車の中でずっとねていたのです。(小6) このまえ、こくごのじゅくのとき、おかあさんから「こんどは、まねきねこにえをかくよ」とききました。 わたしはおもしろそうだなぁとおもって、その日をたのしみにしていました。(小2) ぼくのサッカー人生で初めてのシュートは、こぼれ球からのシュートだった。 その時は、何が起こったのかわからないくらい、おどろいてしまった。(小6) 時系列になりがちな作文も、ちょっとした工夫で、先が読みたくなるような文章に変化します。 ここまで来ると、みなさんまあよく 手が動きます^_^ 私は、ひと休みです。

公開日:2018年09月05日(水)

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