今年も飯塚市の愛宕幼稚園で、漢字ワークショップをさせていただきました。
漢字の成り立ちを知り、
身体を使って、春 という難しい字に挑戦します。
まさにアクティブラーニング。
小学生になる前に漢字の奥深さを是非知ってもらいたい
という園長先生の思いを受けて、毎回緊張しながらこのワークショップに臨みます。
子ども達にとっては初めて学ぶ漢字の世界です。
学びの楽しさを心で感じてもらえるよう
毎回心を込めて授業を行っています。
実は、この愛宕幼稚園では園児達が論語に親しんでいます。
「親しんでいる」と書いたのは、一斉に教えているわけではないから。
漢詩や古文冒頭、宮沢賢治の詩などを教えている幼稚園は沢山あると思いますが、
こちらの幼稚園では論語に触れる様々な仕掛けをした上で
興味を持った子からどんどん覚えていく流れを作っています。
その子のペースに合わせて というのが素敵です。
スイッチが入った子は、論語では飽き足らず百人一首 万葉集まで覚えたというからすごい。
覚えると園長先生にご披露してお手製カードをもらいます。
朝1番、先生の前には長蛇の列が。
実は園長先生のお孫さんが、ココの芽に来られていますが、
5年生で中3漢文問題をスラスラ解きます。
詩吟も習っているからでしょうが、
幼い頃に親しんだ論語が、まさに今紐解かれている感じなのでしょう。
漢文に漢詩に触れるのが楽しくてたまらない!
そんな様子が彼女の表情から伝わって来ます。
難しい漢語の世界を誰も教え込んでいません。
自ら学びを楽しんでいます。
理想の国語教育を、飯塚の赤いお屋根の幼稚園で教えていただきました。
公開日:2020年03月13日(金)
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