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春を書こう

  • 執筆者の写真: 麻美 木村
    麻美 木村
  • 2022年9月29日
  • 読了時間: 2分

今年も飯塚市の愛宕幼稚園で、漢字ワークショップをさせていただきました。 漢字の成り立ちを知り、

身体を使って、春 という難しい字に挑戦します。

まさにアクティブラーニング。 小学生になる前に漢字の奥深さを是非知ってもらいたい という園長先生の思いを受けて、毎回緊張しながらこのワークショップに臨みます。 子ども達にとっては初めて学ぶ漢字の世界です。 学びの楽しさを心で感じてもらえるよう 毎回心を込めて授業を行っています。 実は、この愛宕幼稚園では園児達が論語に親しんでいます。 「親しんでいる」と書いたのは、一斉に教えているわけではないから。 漢詩や古文冒頭、宮沢賢治の詩などを教えている幼稚園は沢山あると思いますが、 こちらの幼稚園では論語に触れる様々な仕掛けをした上で 興味を持った子からどんどん覚えていく流れを作っています。 その子のペースに合わせて というのが素敵です。 スイッチが入った子は、論語では飽き足らず百人一首 万葉集まで覚えたというからすごい。 覚えると園長先生にご披露してお手製カードをもらいます。 朝1番、先生の前には長蛇の列が。 実は園長先生のお孫さんが、ココの芽に来られていますが、 5年生で中3漢文問題をスラスラ解きます。 詩吟も習っているからでしょうが、 幼い頃に親しんだ論語が、まさに今紐解かれている感じなのでしょう。 漢文に漢詩に触れるのが楽しくてたまらない! そんな様子が彼女の表情から伝わって来ます。 難しい漢語の世界を誰も教え込んでいません。 自ら学びを楽しんでいます。

理想の国語教育を、飯塚の赤いお屋根の幼稚園で教えていただきました。

公開日:2020年03月13日(金)

 
 
 

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