3年前に書いてもらったクレープのレシピです。 先日、息子の大学の論文を見る機会がありました。 友達のまで書いてやっている、(ホントはダメなんだけど)というだけあって、構成もしっかりしていて、上手な文章でした。 ただ、根拠から結論への結びつけ方が結構強引で、力業で書いている感じがしました。 そこで母は思い出しました。 そういえばこの子は、小さい時、どんな強い相手にも向かっていく、気性の荒い子どもだったと。 そして気づいてしまいました。 3つ子の魂は消えないんだと。 あの穏やかで優しい表情の裏に、今も内に秘めた炎を持っているのだと。 彼はこの火を強みとして、これからも生きて行くのでしょう。 それにしても、文章は怖いものです。 滲み出てしまうのですね。 その人となりが。 このレシピを書いた女の子は、自分の作ったクレープに大満足で、(元々、とても料理が上手でした) それは楽しそうにこの文章を書いていました。 お手紙でも書くように、丁寧に丁寧に言葉を選んで書く姿に、私は朱を入れられず、このままの形で残してしまいました。 屈託がなく、とても可愛らしい女の子でした。 文章から、彼女の優しさと、クレープ作りの喜びが伝わってきます (直方教室)
公開日:2018年08月19日(日)
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