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  • 執筆者の写真麻美 木村

短歌


小学6年まで、長崎 平和公園の近くに住んでいました。 ですから、平和公園と原爆公園は私の庭、と言ってもいいくらい、隅から隅まで知っています。 私が生まれたのは、まだ戦後20年の頃。 小学校では、毎月9日に平和集会が行われ、語り部からのお話しを聞いていました。 あの頃ご近所に住んでいた、おじちゃん、おばちゃん達は、どんな思いで暮らしていたのだろう、と時々考える事があります。 平和公園の近くには文明堂の工場があって、いつも甘い匂いが漂っていました。 でも、なんといっても、1番好きなのはやっぱり福砂屋のカステラでした。 当時、ザラメが付いているのは、ここのカステラだけだったんです。 お土産のカステラを子ども達と食べながら、長崎の歴史、文化 と話は弾みます。 ココの芽では、経験を通して身体に浸透していく言葉を大切にしていますので、生徒達は、食べたり、散歩したり、歌ったり、結構忙しいのです。 そして出来上がった短歌がこちら。 *  カステラは  色鮮やかな  黄色の子 濃厚な菓子  きれいなお菓子 *  長崎の    菓子で有名   カステラだ 砂糖のうまみ   知ってみようよ *  長崎の  名物やっぱ   あれだよね そうそうそれだ   カステラだよね *   カステラは  うまい食べ物  美味しいが うまいところは 茶色のとこだよ *  長崎に  住む人みんな  砂糖好き 砂糖といえば、シュガーロードだ 投票の結果、上位5位に選ばれた作品です。


公開日:2018年11月13日(火)

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