敬語劇場
- 麻美 木村
- 2022年9月29日
- 読了時間: 2分

中学校に勤めていた時の生徒に会うと、よく言われるのが、 「あー先生の授業、敬語だけは真面目に受けとくべきやった」 「だけは」って何よ。と突っ込んで終わるのですが、社会人になって敬語が使えないのはどうも死活問題のようです。 普段使い慣れていない事もあってか、小学生も苦手な子が多いです。 まぁ、敬語ペラペラの小学生、というのもちょっと怖い気もしますが。 でも、尊敬後やら謙譲語、特別な言い回しなどを説明すると、皆さん眉間にシワが寄ってきますので、ここは脚本仕立てで。 コミュニケーションなんですから、慣れるのが1番。仕組みは後から。 相手は閻魔大王。 うまく敬語が使えなかったら、罰ゲームが待っています。 私(閻魔大王)と子ども達との会話を、交代で原稿用紙に書いて行きます。 小2男子Kくんとのやりとり 閻魔「お前は誰だ?」 K「僕は閻魔大王を倒しに参りました◯◯です。」 閻魔「お前なぞにわしを倒せるわけがない。」 K「それなら僕をお倒しになってみて下さい。」 閻魔「わしは忙しいのだ。そんなひまはない。 K「お忙しいのでしたら、僕が急いでお倒ししてもよろしいですか?」 閻魔「やれるもんならやってみろ」 K「はっ、承知致しました。」 閻魔「その前に、お前の弱点を教えろ」 K「それを申し上げるわけには参りません。それより、あなた様をはやくやっつけさせていただいてもよろしいでしょうか?」 ふざければふざけるほど、上手く言えてしまうのが敬語の面白いところ。 この会話、随分練習したので、敬語自体は間違っていませんが、慇懃無礼とはこの事ですね。 閻魔様をやっつけたくて、仕方がないようです。
公開日:2019年04月09日(火)
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